THE TUDORS〜背徳の王冠〜 シーズン2 第2話 決別の時
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外交官を退任すると思われたスペイン大使チャプイスは宮廷に戻ってきた。ヘンリーから離婚を迫られている王妃キャサリンを陰ながら支えるためだった。チャプイスはモアに、キャサリンの支援を依頼する皇帝からの手紙を渡そうとするが、ヘンリーとの信頼関係が崩れることを恐れるモアは手紙を受け取らなかった…。英国史上、最凶の王!ヘンリー8世の波乱に満ちた生涯!
議会には国王ヘンリーから、王権はローマ教会より優位であるとする法案が出されていた。議会ではフィッシャーが教会と聖職者は不可侵であると熱弁を振るい、またモアも味方になりそうな議員の取り込みに躍起になっていた。しかし、王側もクロムウェルがウォーラム司教に王の意に従うように暗に脅しをかけたり、ヘンリーも司教達を集めて、ローマ教会に服従するのか自分に服従するのかどちらだと迫るなど、締め付けを強めていた。 クリスマスが来たが、キャサリンとその侍女達のいないクリスマスは火が消えたようだった。その席でブランドンはアンとワイアットの噂をヘンリーに告げ、アンとの結婚をやめるように進言しヘンリーの不興を買う。そしてそのことを知ったアンの言葉を入れて、ヘンリーはまたもブランドンを宮廷から追放してしまった。 宮廷内でのクロムウェルの力も強まり、また彼の紹介でヘンリーの廷臣になったクランマーも、大学の神学者の意見を訊くという提案の発案者として、王のお覚えめでたく、皇帝への特使に任命される。 圧力を恐れぬ聖職者達の抵抗も強く、ヘンリーが出席したイースターのミサでは、ピートーという説教師が、女のために祖先伝来の宗教を捨てたイスラエル王の故事を引いて、王をいさめる。 そんなことがあって、いよいよ王権の至上性を認めるか否かを議会で最終的に決める日が来た。だがそのとき、ウォーラムが王権への恭順を誓う聖職者達の宣誓書をまとめて持ってきた。これで勝負は決してしまった。 絶望したモアは辞職を願い出る。ヘンリーは落胆と怒りと寂しさを隠し、表面上は慇懃無礼にそれを許可する。 ヘンリーはフランスと新たな友好関係を結ぶため、英領フランスのカレーに行くことにしたが、その際、未来のイングランド王妃としてフランソワに紹介するため、アンも連れていくことにした。そしてその前に、アンを女侯爵に叙した。だが、得意の絶頂のアンの背後には、刺客の暗い陰が見え隠れしていた。 フランスに渡ったヘンリーとアンは、フランソワと会見する。アンは昔わけありだったフランソワに、昔のことは秘密にしてくれと頼む。この宴の席にはアンのお気に入りになった音楽家スミートンもいて、ダンスの伴奏をしていた。また、宮廷へ戻ることが許されたブランドンもいた。しだいにキャサリン寄りになっていたブランドンは、もともと毛嫌いしていたブーリンにはっきり敵対的態度を示すようになる。カレーでの一夜、王妃になれると確信したアンは、ようやくヘンリーと結ばれたのだった。
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2008年/アメリカ/44分/日本語吹替版監督:モーガン・オサリバン、マイケル・ハースト出演:ジョナサン・リース=マイヤーズ、ナタリー・ドーマー、マリア・ドイル・ケネディ、ヘンリー・カヴィル、サム・ニール、ジェレミー・ノーサム、ニック・ダニング
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